高知県のいくつかの観光施設に年間パスポート「年パス」が存在していますが、お得なのでしょうか?
しかし、年間パスポートにも「得する年間パスポート」と「損する年間パスポート」があります。
そこで、今回は年間パスポートを選ぶポイント2点を解説したうえで、本当におすすめしたいおトクな高知県の観光施設3つを紹介したいと思います。
高知県の「お得」な年間パスポートを選ぶポイント2点
年間パスポートは1年間利用し放題ということで、現代でいうところ「サブスク」感覚で利用できるので、一見お得なように思えます。
しかし、ちょっと待ってください。
確かに何度も出入りして利用する分にはお得ですが、結局、年に1,2回しか利用しなかったということであれば、むしろ赤字です。
また、年間パスポートがあるからといって、無理に時間を使っていくのは、もはや本末転倒ですよね。
なので、年間パスポートを買うときは
・年間にどれくらい利用するのか?
・何回利用すれば元が取れるのか?(回収できるのか?)
という点を考える必要があります。
そんなポイントを押さえつつ、私がおすすめしたい高知県の観光施設は以下の3つです。
・足摺海洋館「SATOUMI」
・のいち動物公園
・牧野植物園
では、個別にそれぞれの施設の年間パスポートのメリットとデメリットを交えて紹介します。
おすすめの高知県の観光施設「年間パスポート」3選
足摺海洋館「SATOUMI」
施設名 | 高知県立足摺海洋館「SATOUMI」 |
住所 | 高知県土佐清水市三崎4032 |
電話番号 | 0880-85-0635 |
営業時間 | 午前9時から午後5時 |
公式サイトURL | https://kaiyoukan.jp/index.html |
大人 | 小人(小学生から高校生まで) | |
入場料 | 1,200円 | 600円 |
年間パスポート | 1,700円 | 850円 |
まず紹介したいのが、高知県立足摺海洋館「SATOUMI」の年間パスポートです。
メリットは何といっても、年間パスポートが高知県内の他の施設に比べると割安であるという点です。
例えば、足摺海洋館「SATOUMI」の入場料は、大人1,200円ですが、年間パスポートの値段は1,700円です。つまり、2回いけば、すぐに元が取れてしまう計算です。
牧野植物園の年間パスポートが4回来園して、やっと収支トントンであることを考えると、足摺海洋館「SATOUMI」は2回の来園で年間パスポート代を回収できるのは、お得といえるのでしょう。
また、ふるさと納税で寄付することで、足摺海洋館の年間パスポートを得ることもできます。
楽天ふるさと納税を利用することで、楽天ポイントもゲットすることできるので、ポイント分お得に購入することも可能です。
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非常にコスパの良い足摺海洋館「SATOUMI」の年間パスポートですが、デメリットとしては、高知市内から距離が少しあるということです。
高知駅から足摺海洋館「SATOUMI」までは車で2.5時間かかる見込みです。
このため、四万十で生活していたり、定期的に四万十に行く用事がある人、四万十に拠点がある人にはおすすめできますが、ほとんど四万十に行く用事がない場合は、ちょっとアクセスの交通費を考えると、慎重にならざるを得ないかもしれません。
とはいえ、2回で元が取れるというのは、非常にコストパフォーマンスの良い年間パスポートですので、検討の余地はあると思います。
のいち動物公園
施設名 | 高知県立のいち動物公園 |
住所 | 高知県香南市野市町大谷738 |
電話番号 | 0887-56-3500 |
営業時間 | 午前9時30分から午後5時 |
公式サイトURL | https://noichizoo.or.jp/ |
大人 | 18歳未満/高校生以下 | |
入場料 | 470円 | 無料 |
年間パスポート | 1,570円 | 無料 |
のいち動物公園は、高知県内で自然環境に近い園内で多くの動物を観覧することができる大人から子供まで楽しめる施設です。
子どもがいるファミリー世帯には、のいち動物公園の年間パスポートは持っていて損はありません。
子どもがいて休日や行く場所に困ったら、とりあえずのいち動物公園に行くご家庭も少なくないと思います。
子どもは無料で利用できますが、大人の場合も年間4回以上利用すれば、元は取れます。
それに1,570円程度であれば、そこまで躊躇する金額でもないので、毎回チケットを買う手間を考えると、のいち動物公園の年間パスポートを買っておいて損はないでしょう。
また、ふるさと納税の特典として、のいち動物公園の年間パスポートもありますので、利用するとさらにお得です。
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高知市内からものいち動物公園まで車で24分程度と非常に行きやすいので、ドライブしながらのいち動物公園に行くのも凄く良いと思います。
デメリットは、やはり動物園という屋外施設なので、天候に左右されてしまう点です。
雨の日などは子供連れだと、どうしても手間がかかってしまいますし、一部、観覧できない場合もありますので、こればっかりは屋外型施設の宿命といえるでしょう。
とはいえ、雨の日は客が少ないので、貸し切りに近い状態で動物を見ることもできますので、ゆっくり見たい方には「雨の動物園」もおすすめです。
牧野植物園
施設名 | 高知県立牧野植物園 |
住所 | 知県高知市五台山4200-6 |
電話番号 | 088-882-2601 |
営業時間 | 午前9時から午後5時 |
公式サイトURL | https://www.makino.or.jp/ |
大人 | 高校生以下 | |
入場料 | 730円 | 無料 |
年間パスポート | 2,930円 | 無料 |
NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった牧野富太郎博士の功績を讃えて作られた高知県立牧野植物園の年間パスポートもおすすめです。
年内には国内でも珍しい植物が多く展示されており、各種イベントも定期的に開催しており、高知県内でもトップクラスの観光スポットです。
実際、高知県庁が発表している主要観光施設等利用状況の調査においても、牧野植物園はトップ5に位置しており、今後「らんまん」ブームでさらに来場者が増えるのは間違いありません。
実際、高知新聞の報道においても、牧野植物園の来場者数は放送前にもかかわらず、入園者が急増しているとのことです。
牧野植物園の年間パスポートの値段ですが、2,930円と、今回紹介した他の年間パスポートに比べると少し高く感じるかもしれませんが、年4回行くことで元はほぼ回収できます。
年4回の来場のタイミングですので、春夏秋冬の時期にいくことをおすすめします。
また、今後朝ドラブームで入場入り口が混み合うことが予想されますので、年間パスポート購入で手間をなくすこともできます。
牧野植物園の年間パスポートのデメリットは、やはり3,000円近い金額ということですね。
一回の飲み代と比べて割安ですが、それでもちょっと躊躇するという方は、牧野植物園の入園料を割引する方法をご紹介します。
詳細については、牧野植物園の入園料を割引する方法をまとめた記事で紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。
【2022年最新】牧野植物園の入園料を割引する方法10選!アクセス方法は?駐車場料金は無料?
2023年のNHK朝ドラ「らんまん」の効果で、牧野植物園にも注目が集まりつつあります。 「牧野植物園に行ってみたい!でも、料金っていくらなの?」 「牧野植物園の料金を安くする方法ないの? ...
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【参考】高知県の観光施設の主な年間パスポート一覧
高知県には、たくさんの観光施設が存在しており、ほとんどが年間パスポートを発行しています。
実際、主な高知県の年間パスポート(大人)の値段を、一覧にまとめると以下のようになります。
高知県立 牧野植物園 | 2,930円 |
高知県立 のいち動物公園 | 1,570円 |
高知県立 歴史博物館 | 3,500円 (※) |
高知県立 美術館 | 2,620円 |
高知みらい科学館(プラネタリウム) | 1,500円 |
桂浜水族館 | 6,000円 |
高知県立 足摺海洋館 SATOUMI | 1,700円 |
北川村「モネの庭」マルモッタン | 3,000円 |
いの町紙の博物館 | 1,500円 |
絵金蔵 | 2,000円 |
香美市立やなせたかし記念館「アンパンマンミュージアム」 | 1,500円 |
香美市立美術館 | 1,500円 |
※高知県立歴史博物館は「友の会」の年会費(1年間展示無料観覧・喫茶商品券400円・ショップ商品券300円分付き)
このようにみると、1,500円台から3,000円以下というのが、高知県の観光施設の相場のようです。
最も高い年パスは桂浜水族館の6000円ですね。4回以上行くなら元が取れますが、他の施設に比べるとなかなか割高。
年間パスポートはコスパで考えると、行く頻度によって大きく異なります。
子ども連れであれば、やっぱりのいち動物公園の年間パスポートを持っておくと何かと役立ちますしね。
もちろんコスパだけでなく、毎回入園料を書く手間や年間パスを持つという「優越感」といった損得勘定を抜きにした要素も影響します。
せっかく年間パスポートを買ったんだから、高知の観光施設を有意義に使い倒しましょう!