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【四銀のiDeCo】四銀みずほプランの手数料や商品ラインナップは?メリットとデメリットも解説

2022年11月12日

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高知県でもiDeCoを始めてみようかなーという人が、少しずつですが増えています。

iDeCoの口座を、高知県民に最も身近な銀行である「四国銀行」で開設したいという人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、四国銀行でiDeCo口座を開く際に参考になる手数料や取扱商品のラインナップを解説したいと思います。

 

iDeCoって何?という方は、以下の解説記事をご覧ください。

【イデコ】iDeCoとは?メリット・デメリットを解説!高知県民こそ入るべき「ほったらかし」節税もできる年金がスゴい!

  iDeCo(イデコ)をご存じでしょうか?名前だけは聞いたことあるけど、まだやっていない人は多いのではないでしょうか。 iDeCoについて興味があるけど、まだ始めていない方は多いと思います ...

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四国銀行のiDeCoの概要

金融機関四国銀行
サービス名四銀みずほプラン
サービス紹介サイトURLhttps://www.shikokubank.co.jp/individual/sonaeru/ideco/
取扱本数21本
口座管理手数料(金融機関)260円/月 (※条件によっては0円/月)
問い合わせ先(コールセンター)0120-500-970

 

四国銀行のiDeCoのプランである「四銀みずほプラン」は、四国銀行が提供するiDeCoサービス・・・と言いたいところですが、実態として国内大手のメガバンク「みずほ銀行」に委託しているので、四国銀行は受付だけを担っているに過ぎません。

四国銀行の特徴はほとんどなく、実際、四銀みずほプランの紹介ページは、みずほ銀行の公式サイトに飛ばされてしまいます。

 

 

ということで、四国銀行のiDeCo=みずほ銀行のiDeCoとほぼ同じと考えておいてよいでしょう。みずほ銀行のようなメガバンクなら安心という人には、朗報かもしれませんね。

 

四国銀行のiDeCoの手数料は?

 

iDeCoの手数用は初回のみ発生する「加入手数料」と毎月発生する「口座管理手数料」に分かれます。

このうち、口座管理手数料の運営管理機関の手数料以外は、すべての金融機関は同額となっています。

一方で、口座管理手数料の運営管理機関の手数料は金融機関でバラバラなので、手数料を安くしたい方は、運営管理機関の口座管理手数料に注目しましょう。

四銀みずほプランの手数料は、以下の通りです。

 

 

加入手数料(初回のみ)

支払先金額
国民年金基金連合会2,829円

 

口座管理手数料(毎月)

支払先支払額
国民年金基金連合会105円/月
信託銀行66円/月
運営管理機関(四国銀行)260円/月 ※条件によっては0円となる。

 

四銀みずほプランの口座管理手数料は、毎月260円ですが、条件をクリアすることによって無料とすることができます。

 

四国銀行のiDeCoの口座管理手数料を無料にする方法は?

四銀みずほプランの口座管理手数料は、下記の2種類の条件のうち、いずれかをクリアすれば無料にすることができます。

 

条件A

・iDeCo残高または掛金累計額が50万円以上の方

 

条件B(次の4点すべてを満たす方)

① 掛金引落口座に四国銀行の口座を指定

② 掛金拠出あり

③ iDeCo専用ウェブサイトにてメールアドレス登録

④ 運用サポートツール「SMART FOLIO <DC>」にて目標金額を登録

 

条件Aは50万円に達しないと無料とならないので、すぐに四銀みずほプランを無料にしたい方は条件Bを目指す方が多いと思います。

しかし、①から③までは簡単なのですが、④運用サポートツール「SMART FOLIO <DC>」にて目標金額を登録については、いろいろ入力が必要となります。

 

「SMART FOLIO <DC>」とは、みずほ銀行が運営している投資をロボットがアドバイスしてくれるサービスです。利用料は無料。

 

 

【参考】高知銀行ではプランによっては「無条件」で運営管理手数料を無料できます

【こうぎん】高知銀行のiDeCoの手数料や商品ラインナップは?メリットとデメリットを解説

  iDeCoの口座を、高知県民に身近な銀行である「高知銀行」で開設したいという人も多いのではないでしょうか? 今回は、高知銀行でiDeCo口座を開いたときの手数料や商品ラインナップ、メリッ ...

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四国銀行のiDeCoの商品ラインナップは?

四銀みずほプランの商品ですが、全部21銘柄あります。(2022年11月現在)

 

商品種類投資タイプ商品名信託報酬(2022年11月現在)
投資信託バランス型投資のソムリエ<DC年金>リスク抑制型0.647%
投資信託バランス型投資のソムリエ<DC年金>0.600%
投資信託バランス型One国際分散投資戦略ファンド(目標リスク6%/目標リスク8%)<DC年金>1.100%
投資信託バランス型投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2035/2040/2045/2050/2055/2060)0.823%
投資信託国内債券たわらノーロード 国内債券0.154%
投資信託国内株式One DC 国内株式インデックスファンド0.154%
投資信託国内株式MHAM日本成長株ファンド<DC年金>1.714%
投資信託国内株式One高配当利回り厳選ジャパン1.099%
投資信託海外債券たわらノーロード 先進国債券0.187%
投資信託海外債券たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>0.220%
投資信託海外株式たわらノーロード 先進国株式0.110%
投資信託海外株式たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>0.220%
投資信託海外株式たわらノーロード 新興国株式0.374%
投資信託海外株式Oneグローバル中小型長期成長株ファンド<DC年金>1.349%
投資信託海外株式OneグローバルESG厳選株ファンド<DC年金>1.349%
投資信託海外株式グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)1.870%
投資信託海外株式グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)1.848%
投資信託国内リートたわらノーロード 国内リート0.275%
投資信託海外リートたわらノーロード 先進国リート0.297%
定期預金定期預金みずほDC定期預金(1年)

 

21もの商品があると、どれを選んでいいかわかりませんね。

そこで、個人的に一つ選択しました。

 

四国銀行のiDeCoでおすすめ銘柄は「たわらノーロード先進国株式」一択!

四銀みずほプランの銘柄のうち、おすすめできるのは、ダントツでたわらノーロード先進国株式一択です。

まず、みずほDC定期預金(1年)は定期預金型なので除外。そして、債券型も株式に比べてリターンが低いので除外。

また、分配金が多いものの伸びしろで株式には及ばないREITも除外。

このように考えると、全世界に投資ができて、今後も世界経済の中心であり続けるだろう米国を中心とした先進国株式型に投資をした方がいいと考えるわけです。

すると、四銀みずほプランにおいて、そのような先進国株式型は、たわらノーロード先進国株式しかないんですね。

信託報酬も0.110%と低い水準ですし、純資産総額1254億円以上というスケールも評価しました。

 

四国銀行のiDeCoのメリット

 

四国銀行のiDeCoのメリットは

・四国銀行の店舗でiDeCoの受付ができるので対面で相談ができる。

・メガバンクの「みずほ銀行」が運営している安心感と信頼感

 

四国銀行のiDeCoは実態はみずほ銀行のiDeCoです。受付は四国銀行の店舗でできますので、身近な金融機関ということで、気軽に相談に行くことができることが、四銀のイデコの最大のメリットです。

また、みずほ銀行が運営ということも、安定感と信頼感を考えると、四国銀行のiDeCoのメリットといえますね。

 

四国銀行のiDeCoのデメリットは?

 

四国銀行のiDeCoのデメリットとしては、

・iDeCoの運営管理手数料を無料するための条件がある。

・投資信託のラインナップが少ない

 

四国銀行のiDeCoの運営管理手数料は、条件付きで無料ですが、いまどきネット証券では運営管理手数料は無料が当たり前です。

それに条件を加えるところは、なんとなく四国銀行の殿様商売感が出て個人的には良い印象はありません。

また投資信託のラインナップも今一つであり、信託報酬がコストが業界最安の「eMAXIS Slim」シリーズが買えないということも個人的にはNGです。

やはり、長期で運用する投資信託なので、運営管理手数料の無料の金融機関を選ぶのは絶対条件と思います。

 

【まとめ】四国銀行のiDeCoの総評

個人的な総評ですが、四銀みずほプランは、iDeCoを作る口座としては個人的にはお勧めしません!

まず、四銀みずほプランの手数料が発生する点がNGです。確かに、手数料を0円にする方法はあるのですが、条件付きというのがマイナス評価です。ちなみに私が使っているSBI証券や楽天証券は無条件で手数料0円です。

また、四銀みずほプランのうち、たわらノーロード先進国株式をおすすめしましたが、これも強いて言えば、という話です。

そもそも、四銀みずほプランの商品ラインナップは少なすぎです。

最近は信託報酬が低い「eMAXIS Slim先進国株式」や先進国ではなく、新興国も含めた「eMAXIS Slim全世界株式」、米国株に特化した「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」だってあります。SBI証券や楽天証券では購入できるのに、四銀は買えません・・・。

四国銀行と日々お付き合いがあるという方であれば、四銀みずほプランはおすすめしますが、何も関係はないという人は、四銀みずほプランにする必要はないのかなあと思います。

私の印象ですが、あくまでも四国銀行は「銀行」なので、iDeCoの営業にはやる気がないように思えます。投資信託は証券会社に任せておけばいいぐらいの印象を受けました。

ただ、iDeCoという商品は長期投資ゆえに、一度選択した結果が何十年も継続するという面がありますので、やはり低価格で分散投資ができるiDeCo口座を開設する方が良いと個人的には思っています。

そのため、ネット証券大手のSBI証券、楽天証券のいずれかで開設をしておく方がおすすめしております。

とはいえ、投資は自己責任。ご自身にあった投資スタイルでiDeCo口座を選ぶべきですし、やっぱりよくわからないという方は投資をしないという選択もアリです。

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