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NHK朝ドラ「らんまん」牧野富太郎の知りたくなかった5つの真実

2022年10月20日

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2023年のNHKの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)は、高知県出身の牧野富太郎さんがモデルということで、高知県内の観光業者を中心に盛り上がっています。

しかし、牧野富太郎さんについて調べるほど、高知県との関係って、そんなにあるのか??という気持ちになりました。

そこで、今回は、NHK朝ドラ「らんまん」の放送を記念して、知りたくなかったかもしれない、らんまんに関するトリビア(雑学)を紹介します。

 

 

【真実1】NHK朝ドラ「らんまん」はほぼフィクション

 

NHK朝ドラ「らんまん」は、高知県を代表する植物学者である牧野富太郎博士をモデルとしていますが、実はフィクションです。

というか、公式サイトで「らんまん」はフィクションだと明言しています。

 

2023年度前期 連続テレビ小説『らんまん』 主演は神木隆之介さん!

※実在の人物である牧野富太郎(1862―1957)をモデルとしますが、激動の時代の渦中で、ただひたすらに愛する草花と向き合い続けた、ある植物学者の波乱万丈の物語として大胆に再構成します。
登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。原作はありません。

 

大胆に再構成・・・フィクション・・・。

確かに植物学者の生涯を描くのは、ちょっと地味な感じがしますので、フィクションであることは仕方ないでしょう。

 

【真実2】牧野富太郎は名誉東京都民だけど、名誉高知県民ではない

 

ウィキペディアにあるように、牧野富太郎さんは、高知県出身ですが、人生のほとんどは東京で過ごしています。

そして、東京都の二番目の名誉都民です。

それだけ、東京都民に愛されたのが牧野富太郎さんです。

じゃあ、高知県の名誉県民かといえば・・、牧野富太郎さんは名誉高知県民ではありません。

高知県の名誉県民は、実は3人しかいません(2022年10月20日現在)

 

高知県名誉県民顕彰

ちなみに、その3人とは

・やなせたかし(アンパンマンの作者)

・奥谷 博(具象絵画の旗手)

・関 勉(世界有数の天文家)

となっています。

偉人が多い高知県ですが、意外と少ないんですね。

 

ちなみに、牧野富太郎さんは、名誉練馬区民でもあります。

練馬区名誉区民「牧野富太郎」がNHK朝ドラに決定!

 

 

このように考えると、牧野富太郎さんは、名誉東京都民であり、名誉練馬区民ということになりますね。

 

ちなみに、牧野富太郎さんは、佐川町出身ですが、佐川名誉町民ではあります。(よかった)

 

【真実3】「高知県立牧野植物園」の設立に牧野富太郎自身は関わっていない

 

高知県特集の草花や、牧野富太郎さんのゆかりある植物が多くある「高知県立牧野植物園」ですが、設立は1958年です。

あくまでも、牧野富太郎さんの功績を記念して設立されたものであり、牧野富太郎さんが亡くなった1957年の翌年に開館されました。

牧野植物園の設立が決まった段階で、牧野富太郎さんは病気のため寝込むことが多かったそうです。

 

「高知県立牧野植物園」のアクセス方法や料金を割引方法などは下記の記事をチェック

【2022年最新】牧野植物園の入園料を割引する方法10選!アクセス方法は?駐車場料金は無料?

  2023年のNHK朝ドラ「らんまん」の効果で、牧野植物園にも注目が集まりつつあります。 「牧野植物園に行ってみたい!でも、料金っていくらなの?」 「牧野植物園の料金を安くする方法ないの? ...

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【真実4】牧野富太郎のカネ遣いがヤバくて実家が破産

 

牧野富太郎さんは酒屋だったので、いわゆるボンボンだったのですが、植物学の研究に没頭するあまり、実家が傾く事態となりました。

 

牧野富太郎 - Wikipedia

この時期、牧野は東京と郷里を往復しながら研究者の地位を確立していくが、研究費を湯水の如く使ったこともあり実家の経営も傾いていった[4]。

 

最終的には、実家は没落してしまっているのは、驚きましたね。さらに、多額の借金と家賃未払いと、散々な経済状態だったようです。

31歳で、矢田部退任後の東京帝国大学理科大学の主任教授となった松村に呼び戻される形で助手となったが、その時には生家は完全に没落していた。助手の月給で一家を養っていたが[注釈 4]、文献購入費などの研究に必要な資金には事欠いていた。それでも、研究のために必要と思った書籍は非常に高価なものでも全て購入していたため多額の借金をつくり、ついには家賃が払えず、家財道具一切を競売にかけられたこともある[注釈 5]。

 

【真実5】朝ドラ「らんまん」を実現した「ある団体」の存在感がヤバい

 

そもそも、なぜ植物学者の牧野富太郎さんが、朝ドラに選ばれたかというと、実は「朝ドラに牧野富太郎を」の会という団体が、草の根運動をしていたのも大きい要因です。

 

「朝ドラに牧野富太郎を」の会メンバーが知事訪問 全国での署名活動など報告【高知】

この会は県出身の植物学者牧野富太郎博士の人生をドラマにしたいと2018年に発足しました。全国で署名活動を行っていて、きょうまでに4万900人分が集まっていました。

 

ちなみに、「朝ドラに牧野富太郎を」の会メンバーですが、会長は堀見和道佐川町長(当時)、顧問の浜田省司高知県知事であり、最終的に49,000人の署名を集める草の根運動をしていました。

そして、NHK連続テレビ小説のモデルに牧野富太郎が選ばれたことを受けた知事への表敬訪問時のメンバーは下記のとおりです。

 

行事等のお知らせ(No.00048002)

「朝ドラに牧野富太郎を」の会
事務局長   市川 浩司
事務局次長  松田 雅子
事務     中島 暁   胡摩﨑 ゆう子
百田 美知  大野 ひとみ
小松 加枝(高知県立牧野植物園 職員)
アドバイザー 桑名 龍吾(高知県議会議員)
竹内 一(高知新聞社『MAKINO』著者)
高知県知事   濵田 省司

 

知事から高知新聞まで、メディアと行政、政治が組んで署名活動まで行ってドラマ化を実現した執念はヤバいですね。

むしろ、舞台裏をドラマ化しても面白いかもしれません。

 

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【まとめ】でも、高知県民なら「らんまん」が楽しみ

今回は、NHK朝ドラ「らんまん」に関するトリビアをまとめました。

知りたくなかったというか、まあ、結果的にらんまんブームが起きれば、それでいいかなぁと思ったりします。

とはいえ、らんまんが始まるのが楽しみな高知県民の一人でございます。

 

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