今回は、高知県の交通系ICカード「ですか」の基礎知識から、メリットとデメリットについて解説します。
2022年8月27日追記
- ICカード「ですか」を20,000枚限定で無料配布するキャンペーンが令和4年9月1日から始まります。下記の記事で紹介していますので、そちらもどうぞ。
ICカード「ですか」の特徴
ICカード「ですか」は、高知県内の路面電車・バス等で使用できる高知県の交通系ご土地ICカードです。
「ですか」のネーミングの由来は、電車の「で」、バスの「す」、カードの「か」からきているそうです。
「ですか」の公式サイト
http://www.desuca.co.jp/index.php
ICカード「ですか」の特徴としては、高知県内の路線電車や路線バスで、キャッシュレスで乗車ができるという点にあります。
加えて、ICカード「ですか」は「ですか」ポイントが貯まり、貯まったポイントは、ICカード「ですか」にチャージできるというお得な特徴もあります。
ICカード「ですか」の使えるところは?
ICカード「ですか」は、
・県交北部交通
・高知東部交通
・高知西南交通
・高知高陵交通
・高知駅前観光
・四万十交通の各路線(貸切・高速バスは除く)
・ジェイアール四国バスの大栃線
・土佐市ドラゴンバス
・いの町営バス(伊野循環線)
といった公共交通機関で使用できます。
ICカード「ですか」の使い方は?
ICカード「ですか」の使い方は、一般的な電子マネーと同じく、事前にチャージしておいて、実際に公共交通の車内でタッチするだけです。
【事前準備】ICカード「ですか」にお金をチャージしておきます。
ICカード「ですか」のチャージ方法については、こちらをクリック
【乗る時】ICカード「ですか」を乗車口カードリーダーにタッチします。
タッチした時は、紙の乗車券は取らなくても大丈夫です。
【降りる時】ICカード「ですか」を降車口カードリーダーにタッチします。
チャージ残高が不足している場合は、運転手さんにお願いしてチャージしてもらいましょう。
とはいえ、朝の通勤ラッシュ時にチャージしてというのは、正直辛いところはありますが・・
ICカード「ですか」のチャージ方法は?
ICカード「ですか」のチャージは以下の場所で可能です。
チャージは、1,000円単位で上限30,000円まで可能です。
ICカード「ですか」は3種類
ICカード「ですか」は以下の3種類あります。
・小児用(12歳の4月1日まで)
・ナイスエイジ用(65歳専用)
また、ICカード「ですか」は、名前が記入されている「記名式」と記入されてない「無記名式」に分かれます。
名前が記入されている「記名式」の場合は、万が一、ICカード「ですか」を紛失しても再発行ができるメリットがありますので、記名式を選んでいる方が無難でしょう。
ICカード「ですか」の入手場所は?
ICカード「ですか」の無記名式カードであれば、
で入手できます。
一方で、ICカード「ですか」の記名式カードの場合は、以下の窓口で入手できます。
・ごめん町サービスセンター
・とさでん交通桟橋窓口
・とさでん交通一宮窓口
・とさでん交通高岡窓口
・高知高陵交通須崎窓口
・高知高陵交通梼原窓口
・高知駅前観光本社窓口
・ジェイアール四国バス高知支店
・高知東部交通安芸窓口
・高知東部交通室戸窓口
・高知西南交通中村窓口
・高知西南交通宿毛窓口
・高知西南交通清水バスセンター
・四万十交通本社窓口
・四万十交通大正窓口
ICカード「ですか」のメリットは?
ICカード「ですか」のメリットは、以下の3点です。
・電車運賃の支払いがスムーズ
・キャッシュレスで衛生的
・ですかポイントが貯まる
特に最後の「ですかポイント」が貯まるというメリットに注目しました。
ICカード「ですか」の利用で「ですかポイント」が貯まる
現金で払ってもポイントは貯まりませんが、ICカード「ですか」で払えば、ご利用額の5%相当がですかポイントとして還元されます。
「ですか」は、 路面電車・バス(貸切・高速バスは除く)でのSFご利用額に応じて、5%(小児・ナイスエイジは10%)“ですかポイント”が貯まります。貯まったポイントは、ご希望により「ですか」にチャージできます。ポイント確認方法・還元方法は下記のとおりです。
※1ポイント=1円相当として換算されます。
ですかの公式サイトに出てくる「SF」とは、ストアードフェアの略で、ICカード内にチャージ(入金)された運賃等に使用できる金額のことです。
貯まって「ですかポイント」は1ポイント=1円の価値があって、1000円単位で「ですか」取扱窓口で交換することができます。
なお、「ですかポイント」の有効期限は2年間となっています。
貯まった「ですかポイント」は、最低1000ポイント単位から、ICカード「ですか」にチャージすることができます。
ポイントをチャージするためには、「ですか」取り扱い窓口に行く必要があります。
ICカード「ですか」をご持参ください。
※最低1,000ポイント単位で還元できます。小児カードは、最低500ポイント単位です。
※高知駅バスターミナルではポイントの還元サービスを行っておりませんので、ポイント還元の際は他の窓口へお越しください。
なお、貯まったポイントは、ウェブ上からも確認できます。
http://www.desuca.co.jp/point/login-anon.php
ICカード「ですか」のデメリットは?
ICカード「ですか」のデメリットは、以下の3点でしょう。
・高知駅(JR四国)はICカード「ですか」が利用できない
・ICカード「ですか」はクレジットカードチャージができない。
・ICカード「ですか」は買い物で利用できない。
では、詳しくICカード「ですか」のデメリットを解説します。
高知駅(JR四国)はICカード「ですか」が利用できない
ICカード「ですか」は、高知県内の路面電車などの公共交通機関で利用できますが、高知駅をはじめとしたJR四国の路線では利用できないというデメリットがあります。
これはICカード「ですか」以外にも、PASMOやICOCAといった他のICカードも高知県内のJR四国の路線では利用できません。
自動改札機につきましては、高知駅と高松駅に導入しました。その他の駅への導入につきましては、今後、検討を進めてまいります。
また、ICカードの導入につきましては、多額の費用を要することから効果等を十分に検討する必要があり、現在のところ導入の予定はございません。
ICカード「ですか」はクレジットカードチャージができない。
ICカード「ですか」はキャッシュレスで便利に支払いができるというメリットがありますが、チャージは現金のみしかできません。
他の交通系ICカードであるSuicaやPASMO、ICOCAはクレジットカードチャージに対応していますが、残念ながら、クレジットカードチャージに対応していません。
とはいえ、ご当地交通系ICカードの大半は、クレジットカードチャージができないので、ICカード「ですか」だけが劣っているというわけではありませんけどね。
ICカード「ですか」は買い物で利用できない。
SuicaやICOCAといった交通系ICカードは、コンビニ等の買い物で利用できますが、ICカード「ですか」は買い物で利用ません。
あくまでも、高知県内の公共交通機関でしか利用できないというデメリットがあります。
なので、使い勝手の良さでいえば、非常に狭い範囲でしか使えないというのが難点ですね。
【まとめ】日常的に公共交通を利用する人なら持っておいて損はない
ICカード「ですか」は、日常的に路面電車やバスといった高知県の公共交通を利用するなら持っておいて損は無いでしょう。
とはいえ、凄く便利かと言われると、正直微妙は感じです。積極的に利用するほどでもないですが、持っておいて損はないという存在だと思いますね。